2012年 07月 13日

目にも手にも

きのう、神田で美しい本を買いました。
 木村敏著「臨床哲学講義」創元社
専門家にだけ向けて書かれたものではないらしく、読みやすい。
サイコの語源がプシュケーとは、初めて知りました。

たたずまいのある装丁です。
鼠や茄子紺というのかな、微妙な紫や青、グレーが配されている。
栞の色、綴じのはなぎれの色、インクの色
紙の厚さ、柔らかさ。
どこをとっても好きだ。

今頃のあじさいの色のようでもある。

by hatano-mutsumi | 2012-07-13 22:01 | エッセイ


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