2012年 11月 03日

おきて

大分駅前には、キリシタン大名・大友宗麟の像がでん!とある。

県庁付近にも、宣教師がヴァイオリンを弾きながら
子供たちに歌わせている群像があって、
一生懸命な声が聞こえそうな、可愛い口が並んでいる。
この子たち、ラテン語で歌ってるんだよね。

400年以上の昔に、宣教師と子供たちはどうやって意思疎通をし、
一緒に歌や楽器を演奏していたんだろう?
しかし、宣教師にとって演奏指導よりも困難なのが
「懺悔聴聞」だったろうことは、容易に想像できる。

数日前、高橋悠治さんの「六番の御掟について」を初演した。
詩は辻征夫、1600年頃に宣教師によって書かれた「コリャード懺悔録」から。
この懺悔録は、当時九州にいた聴聞僧にとっての、アンチョコ集だったらしい。

十戒の六番目にあたる罪を告白する、長崎は島原方言のサムライ。
ここはほぼ原文のまま。そこに、
現代の男女のスリリングな言葉の応酬が続く。

子供たちは聖歌を歌う。
大人たちはパーテレ様に懺悔!

この曲を歌うたびに、
自分の中で、たえず性が変換するような、
彼岸と此岸を行き来するような感覚に遊んでしまう。

ついでに、長崎から平戸、島原をまわりつくした、
中学校3年のしぶ〜い修学旅行も思い出す。

<風ぐるま〜時代を越えて音楽の輪を回す> 11月9日【金】19時 
 東京・トッパンホール

by hatano-mutsumi | 2012-11-03 14:27 | コンサート


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