2012年 10月 04日

スーパー・ピアニシモ 

新しくコラボを始める時、なにが決め手でゴーサインになるのか?
今月末から行う「風ぐるま・トリオ」をやろうと決めたのは、
“ピアニシモ”でした。

バリトン・サックスという未知の楽器、その上
「爆風のような音量が出る」という情報だけは持っていたため、
一緒に歌った場合の悪い方の想像しかできなかった。
それが昨年のクリスマス。

実際にサックスの隣で歌ってみて「同類楽器だ」と感じた。

管があって、リードがあって、そこに息を送る。
身体、声帯、息、それが声になる歌い手と同じ。
しかもあのでかい図体から驚くような繊細な音が聞こえた。
でかい、というあたりにシンパシーも感じましたし。

息の吐き方によって、音の「直径」「密度」「幅」が
コントロールされるところも似ていた。
それが音量のコントロールにつながってくる。

バリトン・サックスが奏でてくれる弱音は、真綿のように耳に柔らかい。

今朝、愛媛の東温市で見た秋空には、
さまざまな筆や刷毛で描いたような雲が青のカンバスに浮かんでいた。

青がいつのまにか白になり、また青にかえっていく。
そんな音の移り変わり。

<風ぐるま〜時代を越えて音楽の輪を回す〜> 大阪・福山・東京
バリトン・サックス:栃尾克樹 ピアノ:高橋悠治

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お問い合わせはダウランドアンドカンパニイへ

by hatano-mutsumi | 2012-10-04 00:12 | コンサート


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