2012年 06月 13日

ドビュッシーの子守歌

子守歌はよく演奏するけれど
アカペラの曲は意外にないものです。

17日に演奏するのはドビュッシーが芝居のために書いた子守歌で、
しかし結局、舞台では使用されなかったそうです。
メロディは古いシャンソンやノエルそのもの。
歌詞には妖精と子どもが出てくる。
花びらを降らす妖精と、それに包まれる子ども。
最後に妖精が子どもにつぶやく言葉が心に残る。

ピアノソロはヴァルス(ワルツ)がたくさん。
そういえばカミーユ・クローデルの作品に「ワルツ」という彫刻があったなあ。
ドレスの動きが、北斎の描いた波を思わせる。
水面をすべっていくような二人。
音楽も周囲の人間も、なにも存在しない。
そんな感じのとても小さな作品だった。
彫刻家はドビュッシーとも親交があったらしい。

<ドビュッシー生誕150周年シリーズ第2回>高橋悠治 with 波多野睦美
 神戸新聞松方ホール 6月17日(日)15時開演

by hatano-mutsumi | 2012-06-13 08:47


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