2012年 06月 07日

ドビュッシーの季節

明日から2泊3日で札幌に行ってきます。
どさん娘のピアニスト、河野紘子さんの地元でのコンサート。
ライラックがまだ残ってるといいなあ。

来週は高橋悠治さんのピアノとドビュッシーを歌う。
この季節の色とリンクする作曲家だ。
グリーンからブルー、そして紫へというグラデーションが
ドビュッシーの音と重なる。

今回歌うのは「ビリティスの3つの歌」に加えて
ドビュッシー自身が詩を書いた「Nuits blanches」という2曲。
「白夜」と訳されているものがあるが、
悠治さんの訳では「眠れない夜」となっている。

ドビュッシーが女性にとって、どんなタイプの恋人だったか、
この2つの詩で十分にわかる。
・・・あまり爽やかではありません。
でも、好きですね!曲は。

このほか初演の曲もたくさん。珍しいアカペラの「子守歌」もあります。
ドビュッシーのアカペラの子守歌なんて、今回初めて知りました。
楽譜は出版されていないそうです。

後半はサティ、イギリスの作曲家クリストファー・ホッブスなど。
かなりクールなプログラム。

<ドビュッシー生誕150周年シリーズ 第2回>高橋悠治 with 波多野睦美
6月17日(日)神戸新聞松方ホール 15:00開演

by hatano-mutsumi | 2012-06-07 17:01 | コンサート


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